民主党の中は荒れていた・・・
ぽっぽの内心も荒れていた
管が連れてきたあの男あの男が全ての原因だ
(僕は党を上げて純ちゃんの役に立ちたかったのに、疲れきった渡り鳥の止まり木になりたかったのに)
票獲得のため管は渡米し、反小泉派の人間を連れてた
(管ちゃんは僕を党から離脱させ自分が党首になるつもりなの?)
ふと嫌な思いが頭をよぎった
いままで意見が食い合わなかったことは幾度もあった、そんな時は最後までお互いの意見を語り合いそして理解し合い、どの道が民主党に良いか慎重
に答えをさぐりながら歩んできた
そして今回も意見の食い違いそして夜通しの語り合いで「小泉改革のバックアップ」という道を歩みだした
3ヶ月待っても今だに「小泉改革」の内容はわからない
とうとう管がシビレを切らした
「選挙前に民主党内部分裂」と報道されては党員は路頭に迷ってしまう、しかたなしに管の意見を尊重した
(絶対純ちゃんに嫌われた。)
「自民党を支持してくれるって言ったじゃないか?」あの言葉が僕をみる目が今思い出しても痛い
(いっそのこと鳩になって純ちゃんのところに飛んでゆきたい、気づいてもらえなくてもいい・・・そばで貴方を見れるなら)
言葉に出来ない気持ちを紙につづった

君のために翼になる 君を守り続ける
柔らかく君を包む あの羽になる

ふと思い出した、昔のヒット曲。
ぽっぽの思いそのままだった。
・・・けど、今のままでは無理だ。

何であの人は、自民党にいるのだろう。
ぽっぽは、自民党が嫌いだった。それは今でも変わっていない。
「改革」を阻害し、今また純ちゃんを苦しめる。
いっそのこと、純ちゃんが追い出されてしまえば・・・
そうすれば、何もかも上手く行くのに。

ああ、やっぱりだめだ。
純ちゃんが総裁の座を退くときは、できれば惜しまれながら祝福を受けながら後継者
に栄光の座を譲り渡してほしい。
自民党の連中の前に引き出され、罵声を浴び、剥奪されるようにその座を追われる
なんて・・・いやだ。
傷つけられる純一郎を見るのは、ぽっぽには耐えられないことだった。
純ちゃんはいつもキラキラした光の中にいてくれなければ。
でも僕には今の自民党に入っていくことはできない。

ぼくはどうしたい?
・・・一緒に改革をめざしたいんだ。
どうすればうまくいく?
・・・わからない・・・。

ぽっぽは自問自答した。
純一郎とぽっぽの「改革」はまったく同じものではなかったが、ぜんぜんちがう考
えを持っているわけではない。
ゆっくりと話し合えば理解できる。
そうすればまた二人は信頼しあっていける。
純ちゃんと一緒に・・・
純ちゃんと一緒に・・・
夜が明けるまで語り合って、疲れたらお酒飲んだりして、気晴らしに散歩に出たり
して。
「純ちゃん・・・」
そこには見たこともない美しい毎日が広がっているように思えるのだった。
方法が見えない自分を、ぽっぽはとても悲しく思った。

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