ふぉ〜え〜ば〜〜♪

二人だけの携帯が鳴った。
こいつが鳴るのは初めてだ。俺の全身の神経が尖った。

「どうしたの」
「……例の件、夕方から頼む」血を吐くような声だ。
「わかった」電話はすぐに切れた。

木曜の晩、あいつは帰ってくるなり、何も言わず俺を抱きしめた。
薄い躯が俺の躯の芯と同じように、いつまでも小刻みに震えていた。
それは互いにとり最も堪えがたい類の痛みを、互いに増幅させることでしかなかった。
絶対に妥協しない、という俺たちの意志の代償は、かくも惨めなものだ……。

……こうして、ひとたびは幻となる外務大臣兼務案が動き出した。

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