「なんやねん!!」
辻元清美は荒れていた。
化粧直しにトイレに入ったがだれもいないことをいい事にトイレの戸ガンガン蹴っていた。
社民党は参議院選挙で思うように議席を取れなかったが清美にはそんな事は関係なかった。
今の彼女にとって小泉純一郎の事しか見えていなかったのだから・・・
自民党の圧勝はなんとも言えないが純一郎の総理続投そう考えれば心はうかれた
しかし清美は心荒れていた・・・
「なんやねん!うちの純ちゃんからファーストレディの役を奪っておきながらあの言い草は?!妻役やったら妻らしく夫の意見立てんかい!!」
大きく蹴りを入れる
どれくらい蹴りを入れているのか清見のヒールの先は傷が入っている
「ほんまムカツクわぁ〜最初は行かせたれ!って入ったのにひょいひょい韓国に丸めこめられて」
「なーに?荒れてるねぇ?」
声がしたほうを振り向くとそこには田島陽子が立っていた
見られた・・一瞬怯んだが「なんですか?田島さん?」と言葉を返した
「なーに男のことで文句いってんだい!だからやなんだよ男に媚びる女は」
「別に私は男に媚びてへんし!ただ意見のころころ変わる女が嫌いなだけですよ」
やっと本来の目的を思い出しのか清美はポーチから口紅を取り出した
「馬鹿だねぇあんたも女一人も幸せに出来ないような男に惚れちゃってさぁ?どうせ抱いてももらえないんだろう?」
「小泉さんのことそんな風にいわんとってや」
図星を付かれたのか田島に掴みかかった時勢いでポーチが落ち中からシシロータオルが見えてしまった
田島は細い目を見開き
「あんたまさか自民党の・・・・・」
とつぶやいた

田嶋は叫んだ。
「いい年してキャラクターものかい!?そんなものにうつつを抜かして…。
まったく、だから日本の女は駄目なんだよ。しかもシシローなんて!せめてキティちゃんにしといたらどうだい」
「なっ!?馬鹿にせんといてな!シシローのがキティちゃんなんかよりよっぽどええやん!」
負けじと言い返して、はた、と辻元は我に返った。

その時、田島の携帯が鳴った。
清美は田嶋を指さして笑い転げた。
「なんやの、その着メロ!トトロやない?めっちゃ笑えるぅー!きゃはは!!!」
がしかし、田嶋がバッグから携帯を取り出した瞬間、清美は笑うのをやめた。
「ちょっと、それ・・・シシローのストラップ」

「うちは買い損なったのに〜!田嶋さん、言ってることとやってることが全然違うやん。なんやの!」
まくしたてる辻元の前で、田嶋は携帯に耳を当てている。
「はい、はい。…ええっ!売り切れ!?駄目だよ。なんとしてもゆっきーストラップは手に入れるんだ。
でないと単位は無しだよ。わかったね!」
強く念を押して携帯を切ると、田嶋は辻元に向き直った。
「ぎゃーぎゃーうるさいね。私はあんたとは違うんだよ。
女ばっかり男のおもちゃになってるのが今の世の中だろ。
その中で初めて女のおもちゃのサンプルになってるのがこれだろ。
だから、あたしはその研究のためにこれを揃えてるんだよ」
「…う」
「う?なんだい」下を向いてぽつりと言った元の顔を田嶋は覗き込んだ。辻元が顔を上げる。
「うそやぁー!!」
間近で叫ばれ田嶋はたまらず耳を押さえた。その、田嶋の顔にびしり、と辻元は指を突きつけた。
「嘘や。絶っ対、それは嘘や。せやったらなんで田嶋さん、小沢さんのストラップは持たへんの!?」
「うっ!」
 しまった、そうだった。
 オザワさんもストラップ出してたんだっけ。
「さあ、なんで?」
 田嶋は、答えに詰まって思わずジリッと一歩後退した。
 と、そのとき、再びトトロのテーマソングが鳴り響いた。
「…も、もしもし?」
「・・・ああ桝添さん。え? あ、そうか数日前のテレビ・・・
いえいえ、あれで良ければまた・・・
今ちょっと目の前に辻元さんがいるのよ、じゃあまた後で・・・」
ぴっ。
田嶋は数分ほど喋って電話を切った。
「誰やねん、今の電話」
「え? 桝添さんよ、TVタックルとかで一緒に番組に出てた。
数日前に筑紫さんの番組に一緒に出たんだけど、あれが意外に好評だったんだって。そのお礼」
そう言って、田嶋は携帯をしまった。そこで辻元はハッと思い出す。
「そうや、小沢さんの携帯ストラップ・・・!」

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