「総理、こんなものが・・・」
飯島の差し出したメモを受け取るため、
純一郎はポケットに突っ込んでいた両手のうち、
右手だけをゆっくりと引き抜いた。
メモを読む厳しい表情が、やがて穏やかなそれに変わっていった。
「ははは・・・。」
純一郎は声を出して笑い、飯島にメモを返した。
続いてそれを読んだ飯島の顔にも苦笑いが浮かんだ。
「ついこの間まで『永田町のエエカッコシイのおじさんには騙されないぞ!』
とかテレビで言ってましたけどね、彼女。」
「しっかり勉強して、って伝えてくれ。それからだな、大人のつき合いは。」
余裕の笑顔でそう言う純一郎に、飯島は大人の男の魅力をあらためて見た。
(まったく、罪なお方だよな。我が殿は・・・)
誇らしいような困ったような気持ちのまま、彼はもう一度メモを読み返した。

《総理、こんにちは。よっきゅんこと腹よう子です。
わたし今回のテロ事件ではちょっと失言しちゃいました。
ごめんなさい!しくしく。。。
私って本当にバカ。
へ〜んなの!! L(・o・)」
でもでも、気を取り直してがんばりまーす!
だから総理もガンバ!
追伸。
大好きです!
きゃー!言っちゃった・・・
今度、大人の行くお店に連れてってくださいね!》

home

[★高収入が可能!WEBデザインのプロになってみない?! Click Here! 自宅で仕事がしたい人必見! Click Here!]
[ CGIレンタルサービス | 100MBの無料HPスペース | 検索エンジン登録代行サービス ]
[ 初心者でも安心なレンタルサーバー。50MBで250円から。CGI・SSI・PHPが使えます。 ]


FC2 キャッシング 出会い 無料アクセス解析